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四国八十八箇所、四国霊場と言う場合も多い
四国にある88ヶ所の弘法大師(空海)ゆかりの札所を巡拝すること。四国遍路、お遍路さん、巡礼などと言う。

空海に感銘し、それにあやかろうとする修行僧や、行者達が空海の修行法に習い、
その足跡をたどる旅をするようになり、それが次第に四国遍路に発展したといわれています。

遍路は順番どおり打たなければならないわけではなく、各人の居住地や都合により、
移動手段や日程行程などさまざまである。1度の旅で八十八ヵ所のすべてを回ることを「通し打ち」、
何回かに分けて巡ることを「区切り打ち」という。また、順番どおり回るのを「順打ち」、逆に回るのを「逆打ち」という。

マイカーやレンタカーなど、自動車やオートバイを利用して巡礼する人も多い。
自分の休日を利用して少しずつ計画的に回る人もいる。今では、高速道路を利用すれば、
四国の主要都市からほとんどの札所へ日帰りが可能である。

遍路(巡礼者)は札所に到着すると、本堂と大師堂に参り、およそ決められた手順(宗派によって多少異なる)に従い
般若心経などの読経を行い、その証として納札(おさめふだ・後述)を納める。境内にある納経所(のうきょうじょ)では、
持参した納経帳(のうきょうちょう)に、札番印、宝印、寺号印の計3種の朱印と、寺の名前や本尊の名前、
本尊を表す梵字などを墨書してもらえる。この一連の所作を納経とも言う。
朱印は納経帳以外にも掛け軸、白衣にも受領できる。



   






弘法大師 空海



空海(くうかい)は、平安時代初期の僧。「弘法大師(こうぼうだいし)」の名(諡号〈醍醐天皇、921年贈〉)で知られる、
日本真言宗の開。

俗名は佐伯 眞魚(さえき の まお、〈まなとも〉)。日本天台宗の開祖最澄(伝教大師)とともに、
旧来のいわゆる奈良仏教から新しい平安仏教へと日本仏教が転換していく流れの劈頭に位置し
中国から真言密教をもたらした。能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆のひとりに数えられる。








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